山彦先生のわかる法律
 
★このコーナーは、あさひ法律事務所の佐野総信弁護士の情報提供により連載しています。
 

第三章 不動産/投資

REIQの標準契約(Standard Contract)とは何か

クイーンズランド州には豪州の他州にあるようにクイーンズランド州不動産協会(Real Estate Agent Institute of Queensland)が作成し、クイーンズランド州弁護士会(Queensland Law Society)が承認した“REIQ標準契約”があります。この標準契約は一般契約として重要事項を定型化してまとめたものであります。契約事項の頻発するを雛型にしてまとめ、大抵の不動産契約に応用できるよう対応されているのが特徴です。 この標準契約はこれまでの事例を基に作成されたもので、売主および買主の標準的必要事項を網羅した契約書となっています。その他、売主及び買主の希望にあわせ、特約事項としてSpecial Conditionが組み込めるようになっています。 また不動産契約にも、土地の売買、住宅の売買、コンドミニアムの売買、営業譲渡など、様々な様態があるため、これらの用途に即するため、異なった幾つかの様式も用意されています。
クイーンズランド州では特に、“時間の厳守- time is essence of the contract”として契約の締結に制限を加え、むやみに決済時期を延長できないよう制限を加えています。これらを無視して、契約の当時者が延長を許可してくれるだろうと考えると大変なことに成り、損害賠償の対象にも成りかねないので注意しなければならない。 また契約によっては停止条件を設定しておけば、その停止条件が満足されなければ、契約が拘束力を発揮しないように構成されている。この詳細については、契約を締結前に一度疑問がある場合は、弁護士に相談をすることが好ましい。

一般的なコンドミニアムの標準契約には以下のような内容が網羅されている:
−売買代理人
−当事者
−弁護士
−売買物件
−売買価格とその頭金
−融資条件
−検査項目
−管理組合費の明細
−特約
−決済日等である。

最後に豪州では、契約に署名し頭金を納入しなくとも、それで契約は成立するので契約をする場合は特に注意をすることが肝心。

 

 

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