|
第二章 弁護士
弁護士の資格とその接触(1)
オーストラリアは土地/家を購入する時、移民をする時、会社を設立する時など、移民代理人、会計士または弁護士などと接触し、仕事を依頼する事が多々あります。そのため、弁護士及びそれらの専門職業とは何かという事を予め知っておくと便利であり、頼み易いことは確かです。そして依頼する際、どの様に接触し、顧問契約を実施すべきかなどを予め理解しておく必要があります。
今回から3回に分け、1)弁護士について2)弁護士との接触、そして最後に費用のかからない3)地域法的法律扶助(Community Legal Services)について説明したいと思います。
1、弁護士の種類
市中にて市民を相手にし開業または勤務している弁護士は一般にSolicitorと呼ばれ、日本語にては、“事務弁護士”と訳されています。この事務弁護士に私達は日常生活での一般的な仕事を依頼し、不動産購入、会社の設立、役員変更届、移民問題、訴訟などの事件の処理を依頼致します。またクイーンズランド州を含むオーストラリアにはこの事務弁護士の他にBarristerと呼ばれる法廷弁護士が存在します。この法廷弁護士は一般には顧客より直接の顧問契約を結ばず、事務弁護士としてのSolicitorを通じて、顧客となり、訴訟問題の一般的助言、法廷での弁護を引き受け、口頭弁論、尋問などに当たります。
ですから、Solicitorが様々な一般事務を引き受けるのに対して、Barristerは法廷での各種弁論を処理致します。勿論、法廷でのやり取りにおいて、費用の問題から、Barristerを顧用せず、Solicitorで済ませても構いません。殆どの簡易裁判所の出頭はSolicitorが担当するのが一般的です。
各事務弁護士はクイーンズランドですと、Queensland Law Societyの会員として加入する事が義務付けられ、Barristerの法定弁護士はBar
Associateの会員とされます。Solicitorとしての事務弁護士は市中で”xxx Lawyers”とか”xxx Legal Services”などと称し、法律専門家としてわかる名称で表示する様義務付けられています。
各事務法律事務所は、パートナー(Partner)または個人開業弁護士(Sole Practitioner)のもと、準パートナーとしてのAssociateと“いそ弁”ならぬ一般の弁護士(Solicitor)、そしてそれ以外の事務職員によって構成されています。開業弁護士がパートナー(Partner)と呼ばれる際は、何人かの個人開業弁護士がパートナーシップ契約のもと組織を成して弁護士事務所を経営しているものです。
2、それ以外の法律関連資格
SolicitorとBarrister以外に私達が生活の中で接する資格には以下の様な種類があります。
− Migration Agent =移民の助言、申請をする際に依頼することできます。
− Tax Agent =税理士として、税の申告を代理してくれます。
− Accountant =会計士として広く会計事項を依頼されます。
− Patent Attorney:特許登録を実施する際に必要となります。
|